就職活動で、まず何をするべきか

前年度にも増して、今年はさらに雇用情勢は悪くなる一方だ。
震災の影響もあり、当然だとは思うが、
その渦中にいる学生は、不安で堪らない心境だろう。


しかし、それでもやはり2012年卒業生のなかには、
すでに内定をもらっている人もいる。
やるべきことをしっかりやれば、
間違いなくどこかの企業が採用してくれるハズ。


厳しい中ではあったが、2011年度卒業の俺は
2010年の初めで就職活動を無事に終える事ができた。
通算5社から内定をいただくことができた。
その経験をふまえて、今後就職活動をしていく学生のために、
自分が実践したことを書こうと思う。
参考程度でいいから見るとちょっとだけ役に立つかも。



さて、タイトルにある通り、
就職活動において、まずやるべき事は何か。
面接対策、試験対策、企業研究、求人情報の確認...
やる事はたくさんある。


だが、一番最初にするべきは、「自己分析」これにつきると思う。


「自己分析なんて、役に立つのか、よく就職活動の指導書で○×形式なんかの分析があるが。。。」
という風に、俺も最初は考えていたが
就職活動を終わって振り返ってみれば、自己分析こそが一番大切であった。


あなたは、自分を客観的に分析したことがあるだろうか。


長所、短所を答える事ができるか

ふと、今、「あなたの長所、短所を教えてください」と問われ、
その質問にすぐ答える事ができるだろうか。
そして、その答えに対するエピソードは。
自分のことですら、はっきり捉えることができていないのに、
自分に合った企業を探すのは困難だろう。
自分の長所、短所、趣味、特技、どういう性格か。
忌憚ないように、自分の事を客観的に考えてみると、自分の適正が見えてくる。


何をしたいのか

もちろん、企業研究をしたり、まだ就職活動をしていない人は、ぼんやりと
どの企業に入ろうかなど考えていると思う。
だが、なぜその企業に入りたいのか、その企業に入って何をしたいのかという点は
これも、きちんと自分を分析できていないと、口頭では説明できない。
自分の仕事に対するニーズや考え方(何をしたいか、仕事に何を求めているか)
をはっきりさせよう。
企業は、学生と、お互いの考え方がマッチしている学生を探している。


自己を裏付けるもの

では、実際に自分の長所を分析すると、
「責任感が強い」「活発だ」「真剣に物事に取り組める」「人当たりがよい」
大体はそういう考えに落ち着くと思う。
つまり、周りと似たり寄ったりになりがちで、ほとんど差は図れない、ということになる。
そこで、差がでるのは、自分を裏付ける「実績」があるからだ。
例えば、「責任感が強いです。なぜなら、甲子園に出場した野球部のキャプテンで○○なことがあって・・」
というエピソードを交えて説明する事ができるならば、
それは相当印象に残る。ここで差がでる。要は「実績」を見られるということ。


これから就職活動を始める人、今就職活動をしていて焦っている人

これから就職活動を始めるひとは、就活サイトなどの登録はもちろんだが、
自己分析について真剣に考えてほしい。
時間にまだ少し余裕がある今、「実績」を作ることができると思う。


今就職活動をしている人も、改めて自分を見直してみてほしい。
それこそ、他人に自分はどういう人かなんて、恥ずかしいことも聞いてもいいと思う、
この際なりふりかまってられないというか。
「実績」を作るには、考え方によっては数日で作る事ができるから、
自分を裏付けるものがない場合は、いろいろ考えてほしい。
実は自分も、面接当日に実績を作った事があるくらい。


自分自身が分かると

自分自身のことを客観的にわかってきてようやく、
自分にあった企業を見つける事ができる。
そして、例えば面接も、分かりきっている自分自身のことを
説明するだけなのだから、相当楽になる。
そしてその説明は、ありのままの自分を伝えるっていうことだから、
面接官の心に響く。これは、俺がそう体感してきたから、間違いないと思う。



日本経済は、中国にもGDPで抜かれ、
右肩下がりの状況だ。
さらに、東日本大震災のこともある。
団塊の世代が抜けていき、日本全体の世代交代が行われようとしている中、
私たちが努力して日本経済を発展させなければ、
誰が日本を支える事ができるのか!
自分のためにも、日本のためにも、
仕事を通して頑張っていければなと思います。



※「実績」の作り方や、その他役に立ちそうなこと、思った事は今後書いていきます。
何か要望や間違っているようなことが書いてありましたら
ご指摘していただけると助かります。