モチベーションを保つ方法なんてない

後ろ向きなことを言いたいわけじゃなく。

モチベーションを上げる為にはどうしたらいいかって、
今日いろいろ考えてみたんだけど。
モチベーションがあがったとしてもそれは一時的なもので、
保つすべはない、という考えに至った。



仕事はしているものの、
まったく向上心がないように見える人がいる。
向上心がある人からすれば、
日頃を怠惰に過ごしているだけでなんて刺激がない生活なんだろう
って考えると思う。
実際僕もそう思っていた。


でも向上心がないにしろ、与えられた仕事だったり、
会社から資格とれなんて言われたら、評価上げる為にとったりしてる。
最低限やることはやってる。(少なくとも会社をクビにならない程度には)



「モチベーション」って簡単に言えば”やる気”だよね。

”やる気”ってのは、長くは続かない。
そもそもきっかけすらなければ”やる気”は起きない。

与えられた仕事をこなす人は、やる気があるからやっているわけではない。
与えられた分に関しては”やらなくてはいけないこと”と認識しているからだと思う。
やらなければ給料はもらえないし食っていけない。
んじゃあやるしかないよね、っていう感じで。

”やる気”ってのはポジティブな言葉だと思っている。
”やる気”と比較すればネガティブな考え方かもしれない。
”やらないといけない気”とでも表現しようか。


今向上心をもち続けている人も、
もともとは”やらないといけない気”とかそういう動機付けがあったんだと思う。
それが昇華されて”やる気”に変化していっただけに過ぎない。

僕の場合だと、よく管理する立場をまかされたりしてきた。
常に責任がつきまとう立場だ。
自分だけでなく、みんなの行動が全て自分の責任になるわけだから、
仕事を無事成功させるべく、コンセンサスをとったり四苦八苦してどうにかこうにか工夫を凝らす。
いろいろ考える。
そして仕事を達成したときの感動はひとしおだ。
かつては”やらなくてはいけないから”やっていたのにも関わらず、
じゃあ次の仕事もはりきっていこう、みんな!
なんて鼓舞する。
自分で書いていて単純で滑稽かもしれないが、僕のきっかけはそういったことだった。



現在Webプログラミングのための勉強をしている。
最初はやる気の固まりだった。
しかし今となっては壁にぶつかるとなかなか前に進もうとしない。
進めないのではなく、熟考するのが疲れるから、考えるのを保留してしまうのだ。


数ヶ月前、動機メンバーのためにコミュニティサイトを立ち上げたときの僕は、
ほとんど睡眠もとっていなかった。いつも就寝は3時ごろだったか。
しかも出張中でホテルに2週間缶詰だった。
慣れない場所、仕事でこれだけの”やる気”をだせたのはなぜか。
「みんなの役に立ちたいから」という一心があったし、
みんなにはサイトを立ち上げることを伝えていたから、
もう”やるしかない”っていう状況だった。


人間である以上意思は弱い。
強い意志を持っている時はもちろんそれに頼るべきだ。
でもその意思が弱ってきたら、意思に頼るのはやめるべきだと思う。


やるべきことを見定めることができているのなら、
あとは”やらなくてはいけない”状況にもっていくだけだ。
みつけるきっかけはなんでもいい、
”やる気”をだすきっかけではなく
まずは
”やらなくてはいけない気”をだすきっかけを探そう。